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大甑の里帰り

こんにちは。広報の太田です。この週末は雨が降ったり止んだりでじめじめとした週末でした。
先週金曜日、八号蔵の大甑が里帰りしました。
夏の間、醸造蔵では、備品や器具のメンテナンスを行います。
賀茂鶴の八号蔵で使っている大甑は、日本全国を探しても現在使われている甑の中で最大ということです。
この日本一の大甑は一度で3トンの米を蒸すことができます。
昔はどこの酒蔵でも、大きさの大小はあれど、木製の甑を使われていました。
しかし、今では甑を使われる酒蔵も減り、造られる職人も少なくなっているようで、この大きさの甑を造れる業社さんは日本に1軒。
しかも後継者不足で今の代で甑を造るのもできなくなるのだそうです。
なぜ、賀茂鶴は木製の甑を使うのか…それは、米を蒸す際、外気で結露せず、甑に触れた部分の蒸した米が柔らかくなったりしないことと蒸した米の保温力が高いのだと杜氏に聞きました。
この大甑は業社さんでメンテナンスをされ、酒まつりまでには戻ってきます。
ぜひ酒まつりでお越しの際は大甑をご覧ください。

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