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賀茂鶴オアシスの池について

「池の水が無くなった!」
「掃除?メンテナンス?それとも・・・。池の生き物はどこへ??」

広島市中区八丁堀にある「賀茂鶴オアシス」は、1967年(昭和42年)に造成しました。
繁華街にありながら、敷地内には緑の芝生や池、彫刻などのオブジェクトが立ち、行き交う人々に一服の安らぎを提供してまいりました。
お待ち合わせのときなどに、池を泳ぐ生き物をご覧になった方も多いのではないでしょうか。

そのオアシスですが、このたび、池の水を抜きました。

実はこの池の生き物は、弊社の生き物ではありません。
池そのものも、生き物を飼うための設計になっておりません。
それでは、池を悠々と泳ぐこの鯉たちは、いったいどこから・・・。
実はこれらの生き物はすべて知らない間に放されたものです。
今年は猛暑の影響で水かさが減ったこともあり、また鳥が攻撃する場面も見られるなど、池の中の生き物にとって過酷な状況でした。
ご心配くださった方からの問い合わせやご意見も多く寄せられました。

長年、維持管理の難しさに苦慮してまいりましたが、これ以上、生き物たちが過酷な状況で生きざるを得ない状況を拡大させないためにも、この度、水を抜くという苦渋の決断に至りました。
なお、水を抜く際に生息していた生き物たちは、東広島市の本社敷地内にある迎賓館「蓬莱庵」(非公開)の池に移動させました。
ここで新しい生活を送ってもらう予定です。

水はなくなってしまいましたが、オアシスにある彫刻は、広島出身の彫刻家、圓鍔勝三氏(文化勲章受章者、広島県名誉県民)の作品です。
お近くにお越しの際には、ぜひご覧ください。
引き続き「賀茂鶴オアシス」が安らぎの場として皆様に愛され続けるよう、管理してまいります。

(2023年10月24日)

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